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pic230526 とある昭和な風景・・・🌇

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□:〇・・・可愛くなったんだな

〇:なんであたしが可愛くなったか知ってる?

□:そんなこと、俺に言わせるなよ。

〇:バカ・・・💖

□:〇、後ろを見てみろ

〇:綺麗な夕陽ね

□:あの夕陽がオレに力を与えてくれた。

〇:力?何?

□:お前に告白する力だよ。

〇:そうだったのね・・・バカね💖




善き事がありますように。
お読みいただきありがとうございました。
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テーマ : 漫画
ジャンル : アニメ・コミック

SS230519 ブラック珈琲は自販機で・・・☕

SS230519 ブラック珈琲は自販機で・・・☕


「くそっ」

僕は非常階段の壁に
拳を打ち付けた。

「痛い・・・」

「バカねぇ、当たり前じゃないの」

後ろを振り向くと、
僕よりちょっと年上の事務員さんがいた。

「飲む?自販機の珈琲だけど」

僕はその珈琲を受け取って一口飲んだ。

「苦い」

「そりゃそうよ。ブラックだもの
あ、もしかしてミルクか砂糖もしくは両方
入れるタイプ?」

「いえ、普段からブラックです。
でも今は心がブラックな物ですから」

「ふふ、ポエマーね」

「笑わないで下さい。
あの案件が・・・僕のせいで・・・」

すると事務員さんは僕の目の前で
人差指をかざして

「はい、それ以上は言わない。
今することは、そのコーヒーを飲んで
苦い思いを流し込んで、気持ちを切り替える。
そして部長に頭を下げて
・代替案を出すか
・完全に新しい案を出すか
・撤退するか
行動に移す。
オーケー?」

事務員さんの指は綺麗なピンクにネイルされていた。
それは派手過ぎず地味すぎず
働く女性の手だった。

僕は珈琲をぐいっと飲み干した。
熱くてげほげほいったけど。

「大丈夫?」

「大丈夫です。これでも体育会系ですから」

「そう、じゃぁいってらっしゃい。
カップは自分で捨ててね」

「はい!」

僕は事務員さんにお辞儀をして
非常階段の扉を開けた。
開けると、そこは休憩室で
自販機が並んでいる。

「ありがとうな」

僕は自販機に礼を言うと
職場へと戻った。




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テーマ : オリジナル小説
ジャンル : 小説・文学

SS230512 むかしむかしの適材適所・・・⚔

SS230512 むかしむかしの適材適所・・⚔


むかーしむかしのことじゃった。
あるところに貧乏な家があってな。
家財はもう皆売ったり質にいれてしまって
あるのは煎餅布団一組のみとなってしもうた。

それでも細々と暮らしていたところ、
ドンドンドンと表を叩く音がする。
そしてガラリと戸を開けて入ってきたのは
これまた強面の借金取立人。

「まったくしけた家だぜ。
えーい仕方がない。そこの汚ねぇ
煎餅布団を寄こしな!」

「ああ、それだけはご勘弁を。
病気のおとっつぁんが寝ているのです」

「はっ。そんなの知ったことか」

するとバーンっと家の戸が開いて、
バックからライトを照らして
影だけが見える人物が立っておった。

中にいた家の者と借金取りは
ま、まぶしいと言って
手で目を覆った。

すると次の瞬間
ライトの光が消えたので
恐る恐る入り口を見ると
そこにいた人物は

「我こそは大岡越前の守である」

と名乗るではないか。
家の中にいた者達は
うさん臭く思ったが
身なりが立派だったのと
後ろに控えている岡っ引き達が怖くて
とりあえず頭を下げたのじゃった。

「話は聞いた。
確かに貸した金は返さねばならぬが
老父の布団まで持って行くとは
酷い話だ。そこでこうしよう」

そこで大可越前と名乗る男は、
後ろを振り向き配下の者に合図をしたのじゃった。
すると背後から

「失礼するぜ。
俺たちゃぁ布団職人だ。
ちょっとじぃさん布団から出てもらえるかい」

そう言って、持ってきた温かそうな豪華な布団を一組
老父の寝ていた煎餅布団と並べる。

(はっ、もしかして布団を取り替えて下さるのか)
と家の者は思った。

(おお、もしかしてあの豪華な布団を
この家の借金の代わりにくれるのか)
と借金取りは考えた。

ザクっ。
「「!!!」」

ザクザクザク
「「なんで布団を切るんだぁ」」

思わず叫ぶ家の者と借金取り。
そう、職人たちはこの家の煎餅布団と
豪華な布団を三等分しおったのじゃ。

すると職人の一人がキョトンとして

「そりゃぁ、大岡越前の守様と言えば
三方一両損のお方だからねぇ。
こうして御自らの布団と煎餅布団を
三等分して三つに分けるのは当然じゃねぇか」

「「阿保かぁああああ」」

「本日のお白洲それまで!」

そう大岡越前の守は言い残すと
一行は風のように去って行った。

後に残された家の者と借金取りは
それぞれ三分の二の大きさになった
煎餅布団と大岡越前の布団を
組み合わされた物が残されたのじゃった。

おしまい


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テーマ : ショートショート
ジャンル : 小説・文学

SS230505 適任者を探せ!

SS230505 適任者を探せ!・・・🤖


「世界は激変期を向かえている。
条約は守られず人心の荒廃したこの世界で、
我が国が起死回生の兵器を
開発しなくてはならない!」

「お言葉ですが大統領。
どのような兵器を起死回生と
おっしゃられるのですか」

「それは簡単だ。
このAIの進んだ時代に必要なのは
『ガンダ・・・』」

「大統領!別の表現でお願いいたします」

「うぬ、コホン。それは『自立型巨大人型兵器だっ』
負け知らずの幸運な兵器としても有名だからな」

「・・・大統領、うちではそれを作るだけの
技術力がありません」

「では、N国にプロトタイプを発注せよ」

「了解いたしました」

後日・・・・

「大統領、プロトタイプがN国から届きました」

「どれどれ・・・どこにあるのだ?
シャーレが一つ目の前にあるが」

「はい、そのシャーレの中に
そうですね、半導体チップに例えると
0201サイズ (0.25 x 0.125mm)ほどでしょうか」

「・・・これはプロトタイプで
これから人が乗れるほどのサイズに
大きくするのだな?」

「いえ、N国は最小軽量極薄技術に特化しております。
よって、このサイズが最先端技術を
駆使して製造されます。
お喜びください、閣下。既に量産体制が
完了しております!」

「誰か適任者を探せ!」

N国
「・・・相手の兵器に入り込んで
内側から破壊できるのに。
坊やだなぁ」




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テーマ : オリジナル小説
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SS230428体絶命!!16『説明書はよく読んで』

SS230428体絶命!!16『説明書はよく読んで』・・・⚔


「ふわぁ 眠い・・・」

そう言ったのはパーティーを組んでいる女魔法使い。

「ホーンと。春のお日様がぽかぽかして
眠っていてぇなぁ」

そうして大あくびをしたのはこれも
仲間の若いシーフ。

俺は剣士でこの二人とパーティーを組んで
各地の冒険者ギルドの依頼を受けて旅をしている。

「二人とも、あともう少しで町につく。
宿をとってそこで眠ったらいいじゃないか。
俺は冒険社ギルドに行って何か良い
依頼がないか探してみる」

すると女魔法使いが

「そうね。町から手近なところで
楽そうな薬草採集位にしてくれない?
懐はけっこうあたたかいから
当分は簡単な依頼にしましょ」

と言うと

「そうだな。おいらもここ数日は
惰眠を貪りたいから同じく一票だぜ」

とシーフもふわぁとあくびをして伸びをした。

「了解した。その線で探してくる」

そういうやり取りをしているうちに
町に到着した。
手近な安宿だがこざっぱりとしているので
二人とも満足して、
女魔法使いだけは一人部屋で
俺とシーフは相部屋で泊まることにした。

二人がふかふかのベッドにダイブして
寝入ってしまった。

俺はしょうがないなと思いつつも
夕飯頃には起こしてやろうと考えながら
宿を出て、宿の女将から聞いた
冒険者ギルドへと足を運んだ。

ギルドへ入るとすぐに依頼のボードへと向かう。

(お、これなんか良さそうだな)

俺は依頼のメモを持って受付のカウンターへ向かった。
カウンターには笑顔の可愛い受付の女性が待っていた。

「いらっしゃいませ。メモをお渡し願えますでしょうか。
ハイ、ありがとうございます。
えーと、世界一大きくて悪臭でハエをおびき寄せて
受粉活動をさせる『ラフレーシャン』の駆除ですね。
では冒険者カードの提示をお願いいたします」

お、おう。一気にしゃべり終えた受付の女性に
圧倒された俺は、冒険者カードをカウンターの上に出した。
すると、俺のカードを見た受付の女性が一瞬固まった。

「あ、気にしないでほしい。
今は休暇中でリフレッシュするだけなんだ」

「そ、そうですか。お客様ほどのレベルになれば
どんな依頼も受けられますのに残念です。
あ、すいません余計なおしゃべりをしまして。
はい、では依頼の受理をいたしましたので
説明書をよくお読みになって依頼をこなされますよう
宜しくお願いいたします」


俺は、黙ってうなずくと
カウンターから速攻離れた。

・・・・・・・

「で、何でこんな依頼を受けたのよ」

不愉快そうな声を出す女魔法使い。

「いや、簡単な依頼だと思ったからだ」

俺がそう答えると

「確かに簡単でしょうよ。
だけど、この悪臭で名高いラフレーシャンの駆除
なんて受けないでよ。
しかも、このラフレーシャンが今年は
咲きすぎていて、
美味な水をその身に蓄えている宿主の『美味葛』が
弱っているから駆除してほしいなんて
例年より悪臭が酷いから
誰も依頼を受けなかったんでしょ!」

「そ、そうか。それは気付かなかった。
俺は修行と試練と鍛錬のおかげで
こういう事態も慣れていた物だから・・・」

「まぁまぁ。二人とも。
依頼を受けちまったのは仕方がない。
とにかくとっとと片付けて帰ろうぜ。
早くしないと、服や身体に臭いが移って
宿屋に宿泊拒否されちまう」

もう一人のパーティーのメンバーの
シーフがそうとりなしたので
女魔法使いもしぶしぶ依頼を片付けるため
依頼の説明書を読み始めた。
そして

「とにかくラフレーシャンを
宿主から無くせばいいんでしょ。
剣士、聖剣エクスカリバー出しなさいよ。
それに、対象をちり芥にする魔法を
かけるからそれでラフレーシャンを
切ってきてちょーだい」

俺は頷いて、聖剣エクスカリバーを出した。
そこに女魔法使いが、魔法をかけた。

「それではミッション『ラフレーシャン駆除』
を実行してくる」

俺はそう言うと、武術「疾走」を使い、
目に物止まらぬ速さでラフレーシャンを
切って行った。
その後ろで、パーティーの若いシーフの
声が微かに耳をかすめたが、
任務中の俺の耳には届かなかった。

・・・・・
そして小一時間が経った。

「任務、完了」

俺はそうつぶやくと、
聖剣エクスカリバーをしまうと
パーティーの二人の元へと戻った。


なんか二人の様子がおかしい。

「今、戻ったが」

俺がそう声をかけると
説明書を握りしめた若いシーフが

「なぁ、ラフレーシャン全部
ヤッチャッタ?」

「もちろん。全て駆除した」

すると項垂れた女魔法使いが

「実はね。説明書に続きがあってね。
宿主の「美味葛」はね。
ラフレーシャンに余分な水や栄養を
吸い取ってもらうことで
美味しい水ができるんですって」

と言った。

「というと?」

「ラフレーシャンが無くなった
美味葛は、超不味い水を
内部に作るんだと!」

若いシーフが絶叫した。

「しかもこの美味葛って
この町の名産品なのよ!!」

「・・・・・」

俺達は何も言わずに逃げ出した。
そして俺はパーティーを追い出された。

俺は下を向いてトボトボと街道を歩く。
そんな俺に声をかける者がいた。

「ねぇ、あんた剣士?
良かったらあたしたちとパーティー組まない?」





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ぷりちーぴ

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主に4コマ・
ショートショート・
(↑一部を除いて
フィクションです。
実在の人物・団体等とは
関係ございません)
俳句(偉人の人生を詠んでいるちーぴ)
を更新しているちーぴ
日本に暮らす宇宙生物
ちーぴ。

*4コマの記念日はウィキを
参照しております。




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