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ss200804俺と隣の吸血鬼さんと団結だ!

ss200804俺と隣の吸血鬼さんと団結だ!


「吸血鬼さん、明日近所の公園で
『にっこり広場』をやるんで
参加してくれないかな」

俺は夕飯の焼き魚をつつきながら
吸血鬼さんに、お願いする。

そう吸血鬼さん。
ひょんな事から知り合った俺達は、
俺が彼に食事提供(献血)をする代わりに
家事一切を引き受けてもらっている。
しかも、彼は食事(献血)をすると
目からルビーがでて、その分け前の半分を
俺にくれる太っ腹だ。
しかも闇夜の鴉も真っ青な黒い髪は
天使の輪ができていて、
その青い瞳でみつめられたら
どんな女性も首筋を差し出すその美貌と
きたもんだ。
ま、男の嫉妬もおこらん位の美形である。
まぁ、おかげで俺は、それまで勤めていたブラック企業と
おさらばして、定時定刻出社退社土日祝日有給全消化の
ホワイト企業に再就職。
しかも、吸血鬼さんの手作り料理でコンビニで命をつなぐ
生活ともさよならして、健康優良児と化している。
もちろん、そっちの方が吸血鬼さんにとっても喜ばしい
事なのでウィンウィンの関係だ。
そして最初に戻る。

「『にっこり広場』?ですか」

「ああ、吸血鬼さん知らなかったっけ。
子供たちを遊ばせる企画なんだけど。
普通だったら、商店街の空き店舗を
改造していた所を利用していたんだけど
今、このご時世だろ。
子供たちこれなくなっちゃってね。
だったら近所の公園でなんとか
遊ばせようって事になったんだ。
人数制限、何回かに分けてね」

「それで私は何をすればいいんでしょうか」

「うん、俺たちはショーテン戦隊ショーテンジャーの
恰好をして、お弁当を配たり、スマホ購入された商品を
配布したり、商店街の出品した商品を売るんだ。
ほら、俺たち全身スーツだから比較的安全だし
吸血鬼さん、病気ならないだろ」

「そうですね。いつも商店街の方々にはお世話に
なっておりますし、やりましょうか」

「うん、役所も商店街に人混みができると危ないから、
駅前とか空き地とか、分散販売を試みてくれて。
それがうまく行くか試験も兼ねているんだよ。
若い人はスマホで欲しい商品を集めてもらって
近所の空き地で受け取るシステムが
できないかって」

「それ、家まで宅配してもらう事はできないんですか」

「それも考えたんだけれど人手とお金がね。
お年寄りはどうしても商店街でおしゃべりしたいのと
少しでも散歩させないといけないから。
だから逆に都会に出る若い人には、
換気のいい場所で購入品を受け取って、
ついでに何か買ってもらおうという作戦らしい」

「それならお手伝いします。
この前も商店街の入り口で、
入場制限してましたからね。
お年寄りには辛いし、若い人も
時間が無いのに大変ですよね」

「ああ、少しでも役に立てばいいなと思っている」

「そうですね。私は生憎というか不死ですので
ご協力しますよ」

「ありがとうな、吸血鬼さん」

こうして俺たちは当日、『にっこり広場』で
子供たちが元気に遊ぶ姿を見ながら、
お弁当や預かったスマホ購入商品を配布したり
商店街が出品した商品を売ったりして
一日を過ごしたのだった。




良い事がありますように。

お読みいただきありがとうございました。

宇宙生物ぷりちーぴm(__)m

テーマ : オリジナル小説
ジャンル : 小説・文学

ss200803「油断大敵」

こんにちは!FC2ブログトラックバックテーマ担当の葉月です今日のテーマは「買ったまま眠っているものは?」 です葉月は数か月前にずっと憧れだったミシンを買いましたが、実はいまだに箱に入ったまま、使っていません色々作ってみたくて、布や糸なども買ってあるんですけどね今週末こそは、箱から出してとりあえずスカートの補正から始めてみたいと思いますみなさまの買ったまま眠っているものはなんですかたくさんの回答をお...
FC2 トラックバックテーマ:「買ったまま眠っているものは?」


ss200803「油断大敵」

「姉貴〜部屋入るぞぉ」

俺はそう〜っと姉貴の部屋に入る。

ベッドには眠り姫ならぬ眠り芋虫いや

芋虫と化したかのように眠っている姉貴がいる。

いくら弟とはいえ姉の部屋に入るのは憚られるのだが

今はそんな事を言っている場合ではない。

姉貴に貸したゲームソフトを回収して

学校に行かねばならないからだ。

だが・・・

「きたねー部屋」

俺はうんざりした。

そう、姉貴の部屋はあらゆる『衣類』『雑貨』『美容』と名の付く

物たちであふれかえっていた。

「この中からゲームソフト探すのかよ」

「う〜ん。うるさいな」

姉貴がそんな言葉を紡いで寝返りを打つ。

俺はジト目で何か言おうとして諦めた。

ついでにゲームソフトを探すのも諦めた。

その代わり・・・

その日の夜、俺が夕飯を食べていると

リビングのドアがバンっと開いた。

そこには般若の顔をした姉貴がいた。

「おとうと〜。あんたやったわね」

「ああ、あの『高校界の家政夫さん』と言われる
先輩がコンタクトしてきたんだ。よかったな」

「よくないわよ!あいつ、あたしの部屋の写メを
差し出して、今度伺いますってむりやり掃除する日を
決めてしまったのよぉ」

「うん、あの人。交渉術の達人だから断れなかったんだね」

「断れるわけないでしょう!!無類の掃除好きを除けば
容姿端麗学業優秀、末は伝説か英雄の家政夫と言われている人に
壁ドンされて迫られて、夕飯もお作りいたしますとか言われたら
断れないわ」

「うんうん、(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪
その先輩に何故か異常に惚れられているんだから
良かったじゃん」

「よくなーい。あたしはあの部屋が居心地がいいのよぉ
ぅ(@゚Д゚)@。Д。)わぁぁぁ~~~~ッ!!!!!!」

「そこで転げまわってもさ。着ない服や小物や雑貨を
使えるようにしてもらえるんだから。
YOU諦めちゃいなよ。
ロックオンされてる時点で仕方ないんじゃない」

「あんたは芸能界サバイバル美男レベルの男に迫られる
一般人のあたしの気持ちが分からないの!」

「俺、男だもん。じゃ、ご馳走様でした」

「この裏切り者ぉおおおおおおおお」

姉貴の遠吠えを聞きながら、

これで何故ハッピーエンドにならないのか

現実って厳しいと思う俺がいた。



良い事がありますように。

お読みいただきありがとうございました。

宇宙生物ぷりちーぴm(__)m

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ジャンル : 小説・文学

ss200802占いレスキューURI「冬虫夏草」

ss200802占いレスキューURI「冬虫夏草」

tolururururuu
ガチャ

「はい、こちら占いレスキューURIです」

「あ、どうも。実は今日の占いを見て
困っているのですが」

「占いは何のジャンルで不特定多数向けですか」

「12星座で万人向けです。
それが、運勢が最悪で、ラッキーアイテムが
冬虫夏草だったんです」

冬虫夏草ですか」

「そうです。ウィキによると、チベットを中心に
虫の幼虫に寄生したキノコの一種だそうです」

「それはお困りですね。
でも、無理して冬虫夏草を探す
必要性はございません。
冬虫夏草という言葉から何か
行動を起こしてみる、という事が大事です。
ただ、思い余って犯罪に走る行動は
慎んでくださいませ」

「俺、小心者なんで、その点は心配ありません。
それにしても、なんか不気味な食品ですね。
いつも思うのですが、訳の分からない物を
食べた人って勇者ですよね。
河豚とかもそうですけど。
それはともかく冬虫夏草ですよ。
どうしたらいいですかね」

「そうですね・・・。それではお客様は
冬虫夏草という言葉から
何か連想することはございませんか」

冬虫夏草って、漢方や薬膳料理に
使われているみたいなんですよ。
俺、冬虫夏草は手を出せないけれど
栄養のある料理を作ってみんなに喜んでもらいます。
今まで俺、このご時世に諦め気味でしたけれど
頑張ってみます」

「・・・そうですか。
成功するかどうかが大事ではなく
取り組むことが開運です。
ただし個人的に本当に当たる占い師に
ご相談の場合はその言葉を熟慮して
行動して下さいませ」
どうぞ、よい一日を」

「はい、ありがとうございました」

・・・・・・・・・・
そして一人の青年がキッチンカーで

お握りと味噌汁を販売して

それが絶品美味いと評判を呼び

繁盛するのだった。




お読みいただきありがとうございました。

宇宙生物ぷりちーぴm(__)m

テーマ : オリジナル小説
ジャンル : 小説・文学

ss200801占いレスキューURI「アホウドリ」:

ss200801占いレスキューURI「アホウドリ」:

tolururururuu
ガチャ

「はい、こちら占いレスキューURIです」

「あ、どうも。実は今日の占いを見て
困っているのですが」

「占いは何のジャンルで不特定多数向けですか」

「12星座で万人向けです。
それが、運勢が最悪で、ラッキーアイテムが
アホウドリだったんです」

アホウドリですか」

「ええ、アホウドリは乱獲のおかげで
絶滅危惧種になって、小笠原諸島周辺の島で繁殖させるべく
奮闘している状況ですね」

「それはお困りですね。
でも、無理してアホウドリを探す
必要性はございません。
アホウドリという言葉から何か
行動を起こしてみる、という事が大事です。
ただ、思い余って犯罪に走る行動は
慎んでくださいませ」

「う、オレは負けません!
愛する家族の為に、出向して別の職種で
働いてますが、へっちゃらです。
俺は絶滅しません!」

「ご苦労なさっているのですね。
そうですね・・・。それでお客様は
アホウドリという言葉から
何か連想することはございませんか」

「うーん。アホウドリは人間によって絶滅寸前の所を
同じ人間の手によって寸でで
息を吹き返し始めたんですよね。
俺は家族を守ることしかできなくて
それ以上は無理だけど、
何かしてみようと思います」

「そうですか。
成功するかどうかが大事ではなく
取り組むことが開運です。
ただし個人的に本当に当たる占い師に
ご相談の場合はその言葉を熟慮して
行動して下さいませ」
どうぞ、よい一日を」

「はい、ありがとうございました」

・・・・・・・・・・
「お買い上げありがとうございましたぁ」

とあるスーパーで店員さんの元気な声が

聞こえてくる。

そして、オレは「お世話様です」と言って

小銭を寄付した。

小さな小さな俺のできることだった。





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ジャンル : 小説・文学

ss200731:マカローン星人とマカロン草


「な〜ん〜で我が国にばかり難問が
来るんだぁ」

「首相、落ち着いて下さい。
嘆いても仕方ありません。
とにかく対策チームを立ち上げましょう」

「秘書官、そう言うがな。
このご時世、やる事は山積みだ。
そこに、マカローン星人なるものが
ようするに宇宙人が本当にいたんだぞ。
そんなのクールジャパンかアメコミに
任せとけばいいんだ。
コミケの中でだけで完結してくれればいいんだよぉ〜」

「首相!とにかく対策チームです対策チーム!
例のマカローン星人は、ドールサイズで
ハリウッド映画みたいに攻めてくる気はなさそうですし。
ただ困った事が」

「なんだ、秘書官」

「彼らの食料である、いわゆる地球ではマカロンなんですが、
彼らの星ではマカロン草というのに成るそうです。
それを地球に植えたいというのですが」

「モーストラリアのクカメだな」

「首相もご存じですか。そうです。我ら民族にとっては
食料である海藻ですが、現地では外来植物として
大繁殖しています。
しかも現地人は食べないので処理に困っているそうです」

「うまいのになぁ。だが、マカロン草も帰化植物として
どんな作用があるかわからん。
地球の生態系に与える影響が多い。
しかも道端で生えるとなると、マカロンを子供たちが食べて
菓子業界にも影響が出るかもしれん」

「ハイ、農林水産大臣の元に業界から嘆願書が来ております」

「何とかマカローン星人と地球の間で適切な商品の交換、
もしくは金銀とかないのかね。
そうすれば菓子業界もマカロン需要が増えて
潤うから文句もでまい」

「首相、とりあえず地球に下りるマカローン星人の数を制限しております」

「彼らの母星は遠く何万光年も先にあるのに、
我が地球にたどりついた。
彼らの科学力は侮りがたい。なんとか技術を取り入れないか
交渉せよ」

「はっ、首相!」

こうして、マカローン星人はその可愛らしい姿から

ミニチュア世界遺産テーマパークの

キャストとして働いて、報酬としてマカロンをもらう事となった。

女性の心を掴み、テーマパークは大人気となったのだった。

宇宙船の技術としては、特に複雑ではなく

マカローン星人の念力で動いているとの事で

世界中の科学者をがっかりさせたのだった。

了l


良い事がありますように。

お読みいただきありがとうございました。

宇宙生物ぷりちーぴm(__)m

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プロフィール

ぷりちーぴ

Author:ぷりちーぴ
はじめまして
主に4コマ・
ショートショート・
俳句(偉人の人生を詠んでいるちーぴ)
を更新しているちーぴ
日本に暮らす宇宙生物
ちーぴ。

*ブログに掲載している
商品や値段は変更されている
事がございます。
ご了承のほど、宜しくお願いします。
*4コマの記念日はウィキを
参照しております。





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