ss210512第2153回「あなたの好きなケーキは？」

こんにちは！FC2ブログトラックバックテーマ担当の葉月です今日のテーマは「あなたの好きなケーキは？」ですケーキ屋さんに行くとショーケースに色々な種類のケーキが並んでいるので迷いますよね今はケーキ屋さんだけではなくコンビニでも美味しいケーキが食べれるようになって便利な時代になりました葉月はブルベリージャムが添えてあるチーズケーキが好きです友人が高級チーズケーキをブログに載せてておいしそうだったので特...
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ss210512第2153回「あなたの好きなケーキは？」


家族が寝静まった丑三つ時。
私はそーっとキッチンへ行く。
（れ・い・ぞーこの中にはぁ♪
私のショートケーキがホールであるぅ♪
それを独り占めして食べるのよぉ♪）
私はウキウキしながら心の中で歌う。

このご時世、四人家族全員が
テレワークという我が家。
子供たち二人成人しているわけで
特に問題はないのだが、
やはり常時家族全員いるのは
うっとおしいのだ！

そこで、通りがかった昔ながらの
ケーキ屋さんで、昔から馴染んでいる
いちごショートケーキをホール買い
してしまったのだ。

そりゃ、ホールを全部自分で
食べきれるわけじゃないけれど
家族で食べる時、均等にわけるのが
暗黙の了解になっているのが
時にメンドクサイ。

特に他の家族全員が出勤していた時は
独りの時間で、ちょこっと好きな物を
買ったりしていたのが懐かしいのだ。
そう、あの時間が懐かしいのだ。

私はそう思いながら、
苺ショートケーキのホールから
思いっきり大きくケーキを切り分け
お皿にのせてフォークで大きく切り分け
頬張った。

うん、美味しい(⋈◍＞◡＜◍)。✧♡
そして心ゆくまでケーキを食べ
珈琲を飲んだ。

明日は家族に知らん顔して
ケーキを出そうと思いながら。
了

善き事がありますように。

お読みいただきありがとうございました。

宇宙生物ぷりちーぴｍ（＿＿）ｍ

詩：200805：「この一時を」

詩：200805：「この一時を」


カチコチカチコチ

壁時計がなっている。

パチパチパチ

目の前のテレワーク中の彼の

パソコンの音がする

誰がこんな事態になると思っただろう

私は珈琲を飲み干す

普段働きに行っている彼が家にいる

毎日毎日家にいる

不思議な感じがする

蝉が鳴いている

ジージージー

「こういう何気ない時が一番幸せなんだよね」

彼がパソコンの画面から顔を上げる

そして不思議そうな顔をした

了

良い事がありますように。

お読みいただきありがとうございました。

宇宙生物ぷりちーぴｍ（＿＿）ｍ

詩200627:雨の日

こんにちは！FC2トラックバックテーマ担当の葉月です今日のテーマは「雨の日の楽しみ方は？」です梅雨真っ只中ですねテンション下がりがちの梅雨ですが、今年は新型コロナウイルスの影響でステイホームすることが多くそんな生活にも慣れて、家にいることが苦ではなくなってきました私の雨の日の楽しみ方は家でお気に入りの花瓶にお花を飾り来客用のティーポットやティーカップを出してお気に入りのケーキ屋さんで買ったケーキと...
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詩200627:雨の日

雨の日
雨の日は窓を見る
何気ない木々の葉が
雨に濡れて本来の色が濃く
現れるから
そう、おとなしい太陽に合わせるように
木々も鳥も動物も虫も
静かに静かに
息をしている
息を吐く
そんな雨の日は
私も一杯の珈琲を飲む
静かな雨の呼吸に
耳を澄ますために
ちょっと薄暗い部屋が
熊やリスやキツツキの
寝床のようで
彼らと同じ気分を味わっている

雨の日はうっとうしいかもしれない
だけど心も体もゆっくり休んでいる
それを感じながら珈琲を飲む
覚醒しようかうたたおうか
迷いながら迷いながら
雨音を聞いている
了

赤子泣く雨音こぶしまわす梅雨

190613詩：喫茶店

190613詩：喫茶店

雨がしとしと降る中
私はひとつの喫茶店の中に入る
昭和レトロな内装に
思わず口元がほころぶ
私は窓際の席に座る
ウェイトレスが氷水を置いて
席を離れる
私は窓の外を見る
通りを人が行き交う中
傘が全ての人の表情を書き消し
雨がさらにぼんやりとさせる
ふとテーブルの上をみやれば
赤いバラの花が一輪生けてある
店主の趣味だろうか
赤い赤いバラ
私のあの情熱を思い出させる
赤いバラ
だけどその情熱は過去の物
バッグの中から取り出した封筒には
それが過去の物だと告げている
私の情熱はこの雨で沈下させられる
物想いに耽るしかないこの現状を
私はどうすればいいのだろう
雨の下で狂女のように泣き乱れれば
どんなにいいだろう
だがそれをするには私はプライドが高かった
店内にはジャズが流れている
その流れに乗せてチョコレートケーキを食べよう
特別苦い珈琲と共に
そしてその味にこの荒れ狂う心を
飲み下してしまおう
それが私にできる今一つの乱心なのだ
了

ss190425詩：カフェで珈琲を

ss190425詩：カフェで珈琲を

カフェで珈琲を頼む
ブレンドコーヒー馴染みの味
窓辺でしばし待つと
ウエィターが珈琲を持ってくる。
珈琲の苦みが立ち上ってくる
それをちらりと見て
窓に視線を移す
カフェの大時計が
ぽーんぽーんと
経った時間を告げる
そう、あの人はこない
それはそうだ
あの人と私の時間は分かたれた
それを分かっていても
一杯の珈琲を飲む時間が
私には必要で
冷めてしまった珈琲に
一粒の滴がおちるのを
じっと見る
ただ黙って時間の砂が落ちるのを
噛みしめながら
私はじっと珈琲を見る
そしてミルクを珈琲に入れて
スプーンでかき混ぜる
その時間は愛おしかった時間
既に終わった時間を
かき混ぜる
そうして私はその珈琲を
飲みほした
終わった時間に別れを告げるために
了