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奥様は魔女なのでこんなディナーもある:ss

180430奥様は魔女なのでこんなディナーもある

「きゃぁっ」
キッチンから奥様の悲鳴が上がる。
俺は何事かと書斎から飛び出した。
するとキッチン兼リビングでは、
魚の骨が大量に泳いでいた。
「お前、これは一体」
「あの、実は魔女友から
ボーンフィッシュを頂いたから、
素揚げをしようとして
泳がせていたら、量がおおくて
鍋からあふれちゃったの」
実は奥様は魔女なのだ。
だから時々思いもよらない食材が
食卓にあがる。
よく太っためだか程の大きさの
魚の骨が目の前を回遊している。
「と、とにかく風魔法化何かで
食卓の上に魚を集められないか」
「そ、そうね。そうだわコンロ持ってきてきて
食卓で揚げちゃいましょ。
風魔法で回流を作って、油にくぐらせればいいわ」
「そうだ、俺ちょっと面白い物持ってくる」
そう言って俺は書斎からある物をとってくる。
戻ると、食卓のコンロの鍋の上で
ボーンフィッシュが回流の渦を作っている」
そして、俺は奥様に金魚すくいの網を渡した。
「あはは、これって去年のお祭りでもらった物じゃない」
「うん、ちょっと季節はやいけれど面白いかなと思って」
「じゃぁ、網を強化するわね、・・・これでよし」
こうして俺たちは、ボーンフィッシュを油の鍋から
すくいながら、酒盛りをしたのだった。
奥様は魔女だとこんなディナーもありなんだな。


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4コマ180430:一休さーん

180430 一休さーん
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もうすぐゴールデンレトリバー!:ss

FC2 トラックバックテーマ:「もうすぐゴールデンウィーク!」


180429もうすぐゴールデンレトリバー!:ss

「ああ、もうゴールデンウィーク突入かぁ」
俺はコンビニで昼ご飯と雑誌を買った
ビニール袋をぷらぷら下げながら
つぶやいた。
ありがたい事に俺は公務員。
部署もブラックではなく、
普通にゴールデンウィークの
休日を「消化」している。
そう、消化しているのだ。
(ああ、何かライトノベルのように
異世界召喚でもされないかなぁ)
安定の貯金もできる恵まれた立場で
そんな事を言えば周りから
冷たい視線をもらえる事間違いなしだ。
でも、俺は退屈していた。
すると、道端の郵便ポストの上に
カチューシャがあった。
よく見ると犬耳のついたカチューシャだ。
(これってゴールデンレトリバーのフェイクだよな)
何となく俺はそれをつけてみる。
すると俺は星やハートのキラキラの渦に巻き込まれ、
どこから「ミラクルミラクルゴールデンレトリバーになぁれ~」
という声が聞こえた。
そして現実に返る。
俺はゴールデンレトリバーの耳のフェイクつき
カチューシャをつけたあほ男のままだった。
手にはコンビニの商品の入った袋を提げたまま。
(なんだかなぁ。そう都合よくファンタジーって起きないよな)
そう言うと俺は尻尾を振った。
ン?尻尾?
俺はぎょっとして後ろを見た。
そう、俺のジーパンは尾てい骨の辺りが
穴が開いていていて、そこから
ゴールデンレトリバーのふさふさした尻尾が
生えていたのだ。
そして、フェイクの犬耳も俺の意思で
動かせる。
そして、息を切らした黒ずくめの女性が
やってきた。
「あちゃー。私、魔女何ですが
眷族用の犬耳カチューシャを
貴方つけてしまったんですか。
はぁ。仕方ありません!
責任とってお付き合いしていただきます」
「あの、被害者の俺の意思は無視ですか?」
「私の魔力を定期的に供給しないと
貴方、本物の犬になりますよ。
それに独身でしょ?
ちょうど婚活中でしたので、
運命と思いましょう」
「・・・とりあえず、ゴールデンウィーク
付き合ってみませんかね。
俺の家、すぐそこです。
人目もあるので、家で今後の話を
しませんか」
「わかりました。いきましょう」
とりあえず、退屈しない
ゴールデンウィークになりそうだ。
それ以降もね。



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4コマ180429:あんなに計算したのに

180429 あんなに計算したのに
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奥様は魔女だからなぁ:ss

180428奥様は魔女だからなぁ:ss

「いただきます」
新緑も輝き、さわやかな風薫る朝。
俺は手を合わせて朝食をいただく。
「お、今日は和食か」
「うん、ちょっとがんばってみました」
「ありがとう。おいしいよ」
俺は満足そうにシャケを食べ、
ゆでたまごを口の中に入れた。
俺は、ゆでたまごが好きなのだ。
そしてもぐもぐとゆでたまごを食べ終えた時、
ぴきーんと俺の頭に稲妻が走った。
そして奥様に突然はなしかけたのだ。
「奥さん、今日はいつにもまして綺麗だね。
艶やかに輝く髪はフルーティーな
香りが漂い、顔は真珠をふりかけたごとく
星のきらめきを伴って輝いている。
そして料理は一流シェフの腕前なんて、
俺は本当に幸せ者だ」
???何だぁ!
俺今真顔で何を言った?。
奥様は嬉しそうな顔をしている。
ちょっと待て。奥様は魔女だ。
「奥さん、今、俺なんかすごく
恥ずかしいセリフを真顔で
言ってしまったんだが、
何をした?」
そう、俺は奥様を愛しているが、
ポエマーではないので
ボキャブラリーが貧困だ。
申し訳なく思っているが、恥ずかしいのだ。
すると奥様がニマニマして、
「そのゆでたまごね、ポエマーエッグって
言って、愛をささやかせる卵なの❤
あなたが私の事を愛しているのは知っているのよ。
だけど、やっぱり言葉に出して言って
欲しいじゃない♪
今日一日効力があるの。
お高い卵だから録音しよーっと」
こうして俺は一日中奥様に愛をささやいたのだった。
もちろん、奥様はそれを録音した。
せめてもの慰めはポエマーエッグの
値段が高い事だけである。



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4コマ180428:暇つぶしにどう?

180428 暇つぶしにどう?
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奥様は魔女なのでこんなサプライズ:ss

180427奥様は魔女なのでこんなサプライズ:ss

ピンポーン
夕飯中、インターホンが鳴る。
「あ、俺とってくるわ」
奥様が立ちあがろうとするのを
押しとどめて玄関へ向かう。
予想通り宅配便だ。
俺はウキウキして荷物を受け取った。
「それ、どこから来たの?」
奥様が尋ねる。
「それは食後のお楽しみ♪」
俺は宅配便を足元に置いて
夕飯を食べるのを再開した。
そして、食後のお茶の時間。
「ねぇ、さっきの宅配便きになるんだけど」
「おお、そうだな。開けてみるか」
俺は、リビングの灯りを小さくして、
キャンドルに火を灯した。
そして、宅配便の箱から中身を出した。
「うわぁ、大きな薔薇の花束」
「只の薔薇の花束じゃないぞ、
ほら」
俺は薔薇の花束を解いて
食卓の上にばらまいた。
すると、薔薇の花は
食卓の上を水面のように
ゆっくり動き始めた。
薔薇の赤がキャンドルの光に
反射する。
「これって・・・」
「ほら、お前の魔女友達。
この前結婚しただろ?
そのブライダルの引き出物の
本の中にこれがあったんだ。
きれいだろ」
「本当ね」
俺達二人は静かに薔薇の花が
動くのを見ていた。
そして、
「さて、ワインでも開けるか」
俺はそう言うと、とっておきの
一本を開けワイングラスに注いだ。
カチンとグラスの縁がふれあったのだった。



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4コマ180427:究極のふりかけ

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奥様は魔女だとこんな来訪者あり

180426奥様は魔女だとこんな来訪者あり

ピンポーン
食卓が鳴った。
いや、本当に食卓でピンポーンって
インターホンが鳴ったのだ。
晩御飯中の俺は、一瞬フリーズした。
しかし、俺の奥様は魔女だ。
何の躊躇もなく
「はーいどなたですかぁ」
と応えた。
すると、インターホン越しに声がするように
「魔女さん、今晩は。一寸法師です」
と声が聞こえた。
すると奥様はニコニコしながら
「あ、一寸法師さんね、どうぞどうぞ」
と言って、食卓の自分の右側の角を
ちょんとつついた。
すると、食卓に一寸法師が現れた。
俺はごくんと、ご飯を飲み込む。
「お、奥様。彼は一体」
「ああ、あなた言ってなかったはね。
こちら一寸法師さん。
今日家に泊めるから」
「ああ、そうですか。家主です。
って俺は聞いてないぞ」
「ごめんごめん、ほら、あなた
魔女のあたしと結婚しているくせに
妖精とか妖怪になかなか慣れないから
言い出しにくくて。
でも、ほら一寸法師さんって
この通り小さいでしょ。
だから普通のホテルには泊まりづらくて
それでうちに招いたのよ。
いいでしょ?」
「まぁ、来てしまったものは仕方が無いが、
一寸法師って、打ち出の小づちで大きく
なれるんじゃないのか?」
すると、黙って夫婦の会話を聞いていた
一寸法師が、
「それが妻の姫と喧嘩をして家を飛び出したん
です。打ち出の小づちは妻が管理しているものですから」
俺はそれを聞いて涙が止まらなかった。
「お互い、こづかい族か。苦労するな。
それなら遠慮なく泊まっていってくれ。
そうだ。ウィスキーはいける口か?
今夜は飲もう!」
「ハイ!洋酒大好きです。ありがとうございます」
そして、俺と一寸法師は二人で
ウィスキーを飲みながら、延々と愚痴をこぼしあった。
翌朝、奥様の視線が心なしか冷たかったのは
気のせいだと思いたい。



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4コマ180426:天然はいいよね

180426 天然はいいよね
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主に4コマ・
ショートショート・
(↑一部を除いて
フィクションです。
実在の人物・団体等とは
関係ございません)
俳句(偉人の人生を詠んでいるちーぴ)
を更新しているちーぴ
日本に暮らす宇宙生物
ちーぴ。

*4コマの記念日はウィキを
参照しております。




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