180930:奥様は魔女と更新日(ただしほうきとガン○ムと):SS
180930:奥様は魔女と更新日(ただしほうきとガン○ムと):SS
「大変たいへーん。空飛ぶほうきの
運転免許更新日が明日~(○´・Д・`)ノ」
奥様が何やら慌ただしく書類を書いている。
そう、奥様は魔女なのだ。
「・・・そういう事はこまめに前もってやらないと
社会人は務まらないぞ。
会社の事務員さんに怒られるんだぞぅ」
「(。>ω<。)ノ会社はPCで処理でしょ。
こっちはまだ手書きなのっ」
「そ、そうか。早くIT化されるといいな、魔女界も。
・・・て魔女って高齢者のイメージがあるんだけど」
「それは人間の悪意ある解釈よ。
老若男女未成年もいるわよ。魔法使いわっ。
ていうか、実際のところほうきって乗り心地よくなくて、
高齢魔女は年取ると限界だから
乗るのやめるわよ」
「え?じゃぁ何乗るの」
「サンタさんと一緒!」
「橇かよぉ。そりゃそうだよなぁ。
お年寄りに優しい乗り物じゃないもんな」
「そう、だから空飛ぶほうきの製造メーカーも
最近は、見た目はほうきだけれど、
透明なクッションや背もたれを
オプションで付けるようにしているのよ」
「なるほど、メーカーも日々改良に
勤しんでいるんだなぁ、どこの世界も」
「それよりさぁ、ガン○ムって
10代半ばの子が何で運転できるの?」
「運転じゃなくて操縦な。
さぁ?それはアニメ会社に質問してくれ。
多分、人工知能が発達して、
自転車運転する位の能力があれば
誰でも操縦できるんじゃないのか」
「それって、既に操縦者いらないレベル
なんじゃないの?」
「それを言ったら、魔法を使える魔女が
何故ほうきに拘るのかわからんレベルと
同じだよな」
「そういえばそうね。何故、あたしほうきに
乗るのかしら・・・乗らなくても空飛べる・・・て
そうだ!ほうきに乗らないと魔女免許
取り消されるのよぉおおおお」
「なんか、お役所仕事だな」
「どうでもいいわ。とにかくこの書類を
提出しないといけないの」
「ヽ(゜~゜o)ノ夕飯作るわ」
「うん、ありがとう。お願いね♪」
了
HP
