190331詩：キリン

190331詩：キリン

動物園のキリン
長い首をひねって
夕焼けを見る
桜を紅く染めて鴉が黒い影を落とす
夕日の中に
アフリカのサバンナを夢見る
大きな大きなサバンナの夕日
蕩けるような眼差しで
その夕日に恋焦がれ
キリンは夕焼けを見る
しかしそれは手に入らぬ夢
キリンは黙って夕焼けを見て
それからそれから
長い舌で葉を口へと巻き込んだ
了

4コマ英会話190331弾んで弾んで

4コマ英会話190331弾んで弾んで


＊英語初心者です。真似しないでください。
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190330詩：魚

190330詩：魚

水槽の中の魚は
泣くのだろうか
私はじっと魚を見る
魚達はまんまるに
見開いた目を
キョトキョト動かしているだけ
「魚に悲しいって感情あるのかな」
私は誰に言うでなくつぶやく
地球上の生き物の中で
悲しいとか嬉しいとかそういう
感情を持つのはどのくらい
いるのだろう
だったら犬や猫を飼えばいいじゃない
と言われそうだ
だが、私は魚に己の心を預ける
預けられても魚は我関せずだけれど
私は魚の方が共感する
・・・何故だろう
魚の何も考えていないような
あの眼に私は魅かれる
私は変っているのだろうか
だが、誰にも迷惑をかけないから
それでいいのだ
それでいいのだ
了

4コマ英会話190330ホットケーキ食べよう

4コマ英会話190330ホットケーキ食べよう


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190329ss：奥様は魔女と庭への闖入者

190329ss：奥様は魔女と庭への闖入者

「ふんふんふ～ん♪」
今日もいい天気❤
洗濯ものははためいて暖かな春の日差しに
白さがまぶしい。
あたしは2回のベランダから１階へ降りていく。
洗面所に洗濯籠を置いてリビングへ。
ほっと一息ついて庭を見ると
「あらら、雑草が結構あるわね。
もう家事は粗方終えたから
お昼まで草むしりしようっと」
あたしは帽子を被って軍手をして
庭に降りる。
「ふんふんふ～ん♪」
そうして無心で雑草をむしっていると、
ピヨっと鳴き声がする。
ひょいっと花壇の奥を見ると、
卵が転がっている。
「何の卵だろ？鶏？」
すると卵が丁度真ん中から割れて
黄色い羽毛が見える。
そして、上半分の卵の殻に
目ん玉がギョロギョロ動き、
下半分の卵の殻から
ひよこの足が二本にょきっと出ている。
「あら～。これって魔女界のひよこじゃない。
あなたどうしてここに紛れこんだのよ。
一羽位なら飼おうかな・・・とひぇええええ」
そう、あたしは魔女なのだ。
だからこの風変わりなひよこ一羽なら
どうってことない。
だけど、庭に亜空間の黒い穴が開いて、
そこから魔女界のひよこが庭に
なだれ込んできたのだ。
そして、庭に降りるなり、ひよこが次々と産まれる。
「すいませーん。魔女界養鶏場の者ですが、
養鶏舎の壁を覆っている時空の壁が裂けて
お宅の庭につながってしまったんですぅ。
ひよこ達戻してもらえませんかぁ」
時空の穴の先から声がする。
「ひぇえ、戻したいのはやまやまですけれど、
捕まえるのが大変なのよぉ」
あたしは、虫取り網を持ちだして、
ひよこを必死に捕まえて穴に戻した。
それは夕方までかかった。
筋肉痛に悩まされたのは言うまでもない。
後日、魔女界の養鶏場から
おいしい卵を一箱もらった。
たっぷり卵を使ってオムレツを作ったのだった。
ダーリンが美味しいと言って食べたけど
複雑な気持ちだったのは言うまでもない
了

4コマ英会話190329おいしいね！

4コマ英会話190329おいしいね！


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190328ss：奥様は魔女と桜の妖精

190328ss：奥様は魔女と桜の妖精

「そこなご婦人、そこなご婦人」
うん？リビングで昼寝をしていた
あたしはそんなささやきに
瞼を上げる。
ソコナゴフジン？・・・男性の声？
え？あたし自宅にいるのよね。
驚いたあたしはパチっと目を開けた。
そして慌てて上半身を起こすと
辺りを見渡す。
すると、縁側に妖精さん達がいる。
あたしは急いで縁側の窓を開ける。
「えーっと、なんの妖精さんかな？」
あたしが尋ねると、
「我らは桜の妖精にごじゃる。
こちらの奥方が魔女と伺い
参ったしだい」
そう、確かにあたしは魔女なのだが。
「えーっと、魔女のあたしに何の用でしょう」
すると桜の妖精さん達が、
「実は、今年は桜の開花が早く、
我らが宿っている家の桜の花も早く
咲き始めておるのじゃ。
そこの家のお子が今年、小学校へ
入学するのだが、入学式まで
桜の花をもたせてほしいのじゃ」
「はぁ、なるほどぉ。確かにそれは
重要なお願いですね。
じゃぁ、唱えた呪文と魔法陣を封じた
魔石を用意するので持って行って
下さいね」
「かたじけない。よろしくお願いするので
ごじゃる。それではささやかながら
お礼の品を・・・」
「いいですよぉ。お礼なんて
あたしからの贈り物っていう事で」
こうして、あたしは魔石を用意した。
それだと桜の妖精さん達はもてないので
魔石を霧状にして桜の妖精さん達の
周囲にまとわせたのだった。
うれしそうに礼を述べて立ち去る
桜の妖精さん達。
その彼らが去った後、
テーブルの上に山盛りの桜餅が。
「いや、だから太るからいいって
どちらかと桜の香りの入浴剤とか
石鹸の方が良かったかな」
そんな事をぶつぶつ言いながら
桜餅を一つ口にする。
「仕方ない、ご近所に配るか」
外には月が輝いていた。
了

4コマ英会話190328ＮＩＧＨＴ

4コマ英会話190328ＮＩＧＨＴ


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190327：銀河の平和な一時

190327：銀河の平和な一時

「えーんえーん
お母様～」
長い緑色の髪をくしゃくしゃに
したグリーンマンの子供が
泣きながら母親の胸元めがけて
飛び込む。
「あらあら、その髪はどうしたの」
子供は泣きながら、
「メメちゃんが食べようとして
よだれだらけにしちゃったの」
「ああ、草食獣人の遺伝子を
持った子ね。
あなたはグリーンマン。
植物の遺伝子を持っているから
草食獣人の子にとっては
おいしい匂いがするのよね」
「お母様、なんとかしてぇ」
「そうねぇ。でも学校には
肉食獣人の子もいるでしょう。
人類は宇宙に出ていく過程で
色々な動物や植物の遺伝子を
掛け合わせて更に発展したの。
その中でお互いを尊重して
生きていけるように学校に
通うのよ」
「『おたがいをそんちょうして』？」
「そうよ。お互いの本能を
抑えて相手と生きていくのよ。
闘争本能が強かった人類が
学んだ事なのよ
さ、メメちゃんのお母さんには
私から伝えておくわね。
メメちゃんはまだ小さいから
誘惑に負けたのね」
「うん、分かった。
あたしも嫌だったら嫌って言うね。
だからお母様髪洗ってくれる」
「まぁ、甘えん坊さん。
いいわよ、それが終わったら
お菓子にしましょうね」
了

ＨＰ「宇宙雑貨ぷりちーぴ」↓
♪(/・ω・)/ ♪
HP

4コマ英会話190327ムーンウォーク

4コマ英会話190327ムーンウォーク


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