190731詩：雨に降られて

190731詩：雨に降られて

ギラギラと照りつける太陽に
にわかに黒雲があふれ出る
そして苦しい嘆きの雨が
ドード―と降り注ぐ
突然の雨に降られて
私は空を見上ぐ
どうしようもない事に遭遇して
ただその嵐に身を置くように
ただ私は空を見上ぐ
だが夏野空は優しい
あれだけの激しい激情を
さぁーとはらいのけて
また太陽が照りつける
その照り返しを浴びながら
私はまた歩き続ける
明日に向いながら
了

4コマ190731アイドルだから

4コマ190731アイドルだから

190730詩：星屑

190730詩：星屑

星屑を絵筆にとって
絵を描こう
白い白い砂浜に
夜空を描こう
星屑をちりばめた砂浜に
やどかりが歩いて行く
蟹が星屑をはさみですくう
星屑は砂浜で輝いて
煌めいている
そして波が満ちて
星屑を流していく
星屑は海の中を
キラキラ輝いている
了

4コマ190730…お約束だね

4コマ190730…お約束だね

190729詩：チョコミントはミステリー

190729詩：チョコミントはミステリー

チョコミントはミステリー
ミステリー小説の
1頁目を開けるような味
普通に起きたら目を覆うような
大惨事が
さりげなく密やかにつきすすむ
１頁目
その１頁はチョコミントの苦みを
口いっぱいに広がらせながら、
鼻を抜けるような清涼感を
最後の頁まで届ける。
それを味わうために
ミステリー小説を読み進める私
チョコミントはミステリー
ミステリアスな味を目と舌で味わうの
了

4コマ190729だってアイドル

4コマ190729だってアイドル

190728詩：お迎え

190728詩：お迎え

夕日が伸ばした影が一つ
公園のブランコに伸びている
またねまたね
一人、一人また一人と
去って行く影達
だけどブランコの影は伸びている
キィキィキィ
ブランコの鎖が音を立てる
「おかあさーん」
声がする
年輩の女性がブランコの影に声をかける
そしてやってきた影はぶらんこの影に
手を添えて
「おかあさん、帰ろ」
ブランコの影はうなずく
二つの影が並んで歩いている
夕日の最後の明かりが
二つの影を一層のばしていた
了

4コマ190728時代はアラジン

4コマ190728時代はアラジン

ss190727奥様は魔女と譲れないこだわり

こんにちは！FC2トラックバックテーマ担当の若槻です今日のテーマは「譲れないこだわりはありますか？」ですいろんな癖だったり、周囲とは一風変わった習慣ってありませんか？若槻にはチョコレートは絶対に冷蔵庫で冷やして食べる知り合いがいます噛んだ時にバキバキ音がしないのはチョコではないとか、、、これからの季節にはそんな食べ方もありかもしれませんが、チョコ好きの若槻としては、未だに賛成できずにいます皆さんも...
FC2 トラックバックテーマ:「譲れないこだわりはありますか？」

ss190727奥様は魔女と譲れないこだわり

「なぁ、お前。なんかこだわりとかある？」
俺は夕飯を食べながらふと奥様に
そんな質問をぶつける。
「こだわり？」
「そう、譲れないこだわり」
「うーん。そうねぇ。・・・
目玉焼きはソース派とか
納豆は引き割納豆がゆずれないかな」
「え？目玉焼きは醤油だろ。
納豆は大粒だし。
今までそれで文句言われた事ないよな」
「だって、人それぞれだし。
人様に自分の好みを押し付けたりしないわよ」
「すると、俺の好みを用意していてくれていたって事？」
「そうよ。私って優しいでしょ」
奥様のちょっとした心遣いにジーンときた
俺だった。
了

4コマ190727附属品ではない

4コマ190727附属品ではない