防疫妖怪「アマビコ&アマビエ」22アマビエ&アマビコ栄養士様
22アマビエ&アマビコ栄養士様に
感謝申し上げます。


江戸時代、
「防疫の為に我が姿を絵姿にして
人々にみせよ」と言われた
「アマビエ」という妖怪です。
同種でアマビコという妖怪もいます。
←左バナーに防疫妖怪アマビエシリーズがございます。
よろしかったらご覧くだされば幸いです。
感謝申し上げます。


江戸時代、
「防疫の為に我が姿を絵姿にして
人々にみせよ」と言われた
「アマビエ」という妖怪です。
同種でアマビコという妖怪もいます。
←左バナーに防疫妖怪アマビエシリーズがございます。
よろしかったらご覧くだされば幸いです。
テーマ : みんなに紹介したいこと
ジャンル : ブログ
201128-10遥か銀河に手を伸ばし【ラーメン】20-1
キャラクター紹介
ジェルド:元地球保護観察官・オレ・地球の紙の本が好き
性格はクール。
オーディス:ジェルドの同僚・俺・種別を問わず女性好き
ジェルドをいじるのを面白がっている
花子さん:全身金色のタイツに
スケルトン家事ロボットを入れたメイドさん
これは元地球保護観察官が地球より帰還する航宇宙のお話。
_________________________
201128-10遥か銀河に手を伸ばし【ラーメン】:20-1
ぱ〜ぷ〜ぱ〜ぷ〜♪
「ジェルドちゃん、あの音」
航行中の宇宙船のミーティングルームで
相棒のオーディスがオレに向って言う。
「ああ、俺たちの脳に直接
聞かせてきたな」
オレもそう答える。
「おかしいな。この船に
外からの雑音や超音波を
遮断する機能があるはずなのに。
花子ちゃん、確認してくれない」
オーディスが
全身金色のタイツに スケルトン
家事ロボットを入れたメイドに
命じる。
すると家事ロボット花子さんは
「チェックしました。宇宙船の
全機能、特に外部からの音波攻撃
光攻撃、脳波攻撃に物理攻撃に
対する探査機能正常です」
「ジェルドちゃん、とりあえず
操舵室へ行ってくれ。
おれは人間のアバターから本体へ
意識を移しに四次元倉庫へ向かう」
「了解した」
この船のシールドを突破して
俺たちの脳波に干渉する音を出した
存在だ。用心することに越したことはない。
俺は操舵室へ着くと、
干渉音の発信元の特定に急ぐ
するとその発信元は・・・
「な、あれは・・・」
続く
善き事がありますように。
お読みいただきありがとうございました。
宇宙生物ぷりちーぴm(__)m
ジェルド:元地球保護観察官・オレ・地球の紙の本が好き
性格はクール。
オーディス:ジェルドの同僚・俺・種別を問わず女性好き
ジェルドをいじるのを面白がっている
花子さん:全身金色のタイツに
スケルトン家事ロボットを入れたメイドさん
これは元地球保護観察官が地球より帰還する航宇宙のお話。
_________________________
201128-10遥か銀河に手を伸ばし【ラーメン】:20-1
ぱ〜ぷ〜ぱ〜ぷ〜♪
「ジェルドちゃん、あの音」
航行中の宇宙船のミーティングルームで
相棒のオーディスがオレに向って言う。
「ああ、俺たちの脳に直接
聞かせてきたな」
オレもそう答える。
「おかしいな。この船に
外からの雑音や超音波を
遮断する機能があるはずなのに。
花子ちゃん、確認してくれない」
オーディスが
全身金色のタイツに スケルトン
家事ロボットを入れたメイドに
命じる。
すると家事ロボット花子さんは
「チェックしました。宇宙船の
全機能、特に外部からの音波攻撃
光攻撃、脳波攻撃に物理攻撃に
対する探査機能正常です」
「ジェルドちゃん、とりあえず
操舵室へ行ってくれ。
おれは人間のアバターから本体へ
意識を移しに四次元倉庫へ向かう」
「了解した」
この船のシールドを突破して
俺たちの脳波に干渉する音を出した
存在だ。用心することに越したことはない。
俺は操舵室へ着くと、
干渉音の発信元の特定に急ぐ
するとその発信元は・・・
「な、あれは・・・」
続く
善き事がありますように。
お読みいただきありがとうございました。
宇宙生物ぷりちーぴm(__)m
4コマ201126-15付録は温泉の素とかいいね
m(__)mお知らせ:更新ペースを遅らせていただきます。
いつもご来訪ありがとうございます。
表題の件ですが、
4コマとショートショートを毎日更新しておりましたが
11月より、更新ペースを遅らせていただきます。
(といっても、数日間はストックがあるのですが)
拍手が55555を超えた事と
毎日書く事(描く事)が目標になっておりました。
その為、内容を重視した物を書きたいと
思うようになりました。
内容はともかく、毎日書いた事に悔いはありません。
とても面白い経験でした。
これからは皆様にもっと喜んでいただけるように
じっくり書いてみたいと思います。
これからもよろしくお願いいたします。
m(__)m宇宙生物ぷりちーぴ
テーマ : みんなに紹介したいこと
ジャンル : ブログ
ss201125‐9遥か銀河に手を伸ばし【ブラックホール】19
キャラクター紹介
ジェルド:元地球保護観察官・オレ・地球の紙の本が好き
オーディス:ジェルドの同僚・俺・種別を問わず女性好き
花子さん:全身金色のタイツに
スケルトン家事ロボットを入れたメイドさん。
これは元地球保護観察官が地球より帰還する航宇宙のお話。
_________________________
ss201125‐9遥か銀河に手を伸ばし【ブラックホール】:19
一羽の白鳥が水辺にいる。
どこまでも白い白鳥は優雅に泳いでいる。
そしてこちらを向きを変えて羽ばたいて
羽が舞い上がりそして・・・
・・・ピピピピピ
(夢か・・・随分優雅な夢を見たな)
「ジェルドちゃん、起きた?
悪いんだけれど操舵室へすぐ来てくれない」
同僚のオーディスからコールがかかる。
オレは急いで服を着替えて操舵室へと急ぐ。
自動ドアをくぐると壁一面の画面に
有翼人種達の姿が映っていた。
「ジェルドちゃん、起こして悪かったね。
航宇宙の最中に恒星クラスのブラックホールの側を
通っっていたんだけれど、
丁度、有翼人種が数十人集まって
ブラックホールにどこまで近づけるか
遊んでいるのを発見してね」
同僚のオーディスがコンソールパネルから
目を離さずオレに話す。
「で、どうするんだ?」
オレとしては、そんな阿保な連中は放っておけば
いいと思う。自業自得だからな。
オーディスはそんなオレの気持ちを汲み取ったのか
「俺だって、普通だったらほっとくさ。
だけど事情が事情でね。
有翼人種の一国の皇太子が
その遊びをしているのさ」
「めんどくさい。
とっとと保護して国へ届けよう。
宅配便の箱はどこだ?」
「ジェルドちゃん、地球に毒され過ぎ。
有翼人種は知的生命体なんだから、
宅配便で送ったら国際問題もんでしょ。
本人達も宇宙船持っているだろうから、
俺たち元地球保護観察官は
宇宙検察官からなるからな。
権限で宇宙船の中に押し込めて
彼らの本星に直行便で
帰ってもらいましょ」
「そうするか。
オーディス、お前地球人類のアバターを
脱いで元の姿で全員捕獲してくれ。
俺は彼らの宇宙船を押さえる。
全く手間をかけさせてくれる」
「退屈しのぎになっていいんじゃない。
じゃぁ、ちょっといってくるわ」
こうして俺たちは危険な遊びをしている
有翼人種達を取り押さえた。
血気盛んな若者たちを大人しくさせるのは
苦労したが、なだめすかして彼らの
宇宙船へと乗らせて本星へと
進路を固定して帰らせた。
その中に明らかにひときわ輝く
若者がいた。
片翼の有翼人、皇太子だ。
目の輝き、放っているオーラが違う。
(あの夢の白鳥は彼の予知夢?)
目線が合う。彼はニヤリと笑った。
彼の国はとてつもない跡継ぎを
手に入れたのかもしれない。
俺は全ての有翼人種の為に祈った。
了
善き事がありますように。
お読みいただきありがとうございました。
宇宙生物ぷりちーぴm(__)m
ジェルド:元地球保護観察官・オレ・地球の紙の本が好き
オーディス:ジェルドの同僚・俺・種別を問わず女性好き
花子さん:全身金色のタイツに
スケルトン家事ロボットを入れたメイドさん。
これは元地球保護観察官が地球より帰還する航宇宙のお話。
_________________________
ss201125‐9遥か銀河に手を伸ばし【ブラックホール】:19
一羽の白鳥が水辺にいる。
どこまでも白い白鳥は優雅に泳いでいる。
そしてこちらを向きを変えて羽ばたいて
羽が舞い上がりそして・・・
・・・ピピピピピ
(夢か・・・随分優雅な夢を見たな)
「ジェルドちゃん、起きた?
悪いんだけれど操舵室へすぐ来てくれない」
同僚のオーディスからコールがかかる。
オレは急いで服を着替えて操舵室へと急ぐ。
自動ドアをくぐると壁一面の画面に
有翼人種達の姿が映っていた。
「ジェルドちゃん、起こして悪かったね。
航宇宙の最中に恒星クラスのブラックホールの側を
通っっていたんだけれど、
丁度、有翼人種が数十人集まって
ブラックホールにどこまで近づけるか
遊んでいるのを発見してね」
同僚のオーディスがコンソールパネルから
目を離さずオレに話す。
「で、どうするんだ?」
オレとしては、そんな阿保な連中は放っておけば
いいと思う。自業自得だからな。
オーディスはそんなオレの気持ちを汲み取ったのか
「俺だって、普通だったらほっとくさ。
だけど事情が事情でね。
有翼人種の一国の皇太子が
その遊びをしているのさ」
「めんどくさい。
とっとと保護して国へ届けよう。
宅配便の箱はどこだ?」
「ジェルドちゃん、地球に毒され過ぎ。
有翼人種は知的生命体なんだから、
宅配便で送ったら国際問題もんでしょ。
本人達も宇宙船持っているだろうから、
俺たち元地球保護観察官は
宇宙検察官からなるからな。
権限で宇宙船の中に押し込めて
彼らの本星に直行便で
帰ってもらいましょ」
「そうするか。
オーディス、お前地球人類のアバターを
脱いで元の姿で全員捕獲してくれ。
俺は彼らの宇宙船を押さえる。
全く手間をかけさせてくれる」
「退屈しのぎになっていいんじゃない。
じゃぁ、ちょっといってくるわ」
こうして俺たちは危険な遊びをしている
有翼人種達を取り押さえた。
血気盛んな若者たちを大人しくさせるのは
苦労したが、なだめすかして彼らの
宇宙船へと乗らせて本星へと
進路を固定して帰らせた。
その中に明らかにひときわ輝く
若者がいた。
片翼の有翼人、皇太子だ。
目の輝き、放っているオーラが違う。
(あの夢の白鳥は彼の予知夢?)
目線が合う。彼はニヤリと笑った。
彼の国はとてつもない跡継ぎを
手に入れたのかもしれない。
俺は全ての有翼人種の為に祈った。
了
善き事がありますように。
お読みいただきありがとうございました。
宇宙生物ぷりちーぴm(__)m
ss201122―8ママは今日も過保護です3-3
ss201122―8ママは今日も過保護です3-3:
キャラクター紹介:
・主人公:あたし 10代女子高生 過保護な母親に振り回され苦労している。
・ママ :主人公の母親 娘の『あたし』を異常に愛している
霊力があり、生霊となって娘を守ろうする。過保護
・刀剣『闇雲』:最初、母親が和ダンスにとり憑いて守ろうとしたが、
娘の拒否にあい、担任教師と相談の上
自宅の蔵にあった太刀にとり憑く事になった。
・エヴォンダリオンストラップ:ママの生霊がとりついて娘のバッグに
.入っていた。
初号機ド紫
------------------------------------------------------------
ショッピングモールで彼とデートなのに、
突然ハムスターを人質にとった
凶悪犯が入り口前に陣取った。
するとあたしは、ママからもらって
バッグにいれてあったエヴォンダリオン
が胸元に飛び込んできたの。
そしてあたしは子供向け女の子戦士よろしく
クルクル回って、ドレス姿の女の子戦士に
なっていた。しかもエヴォンダリオン
初号機のド紫色!
あ、あんまりだ。周りの人も警察も犯人も
びっくりした顔をしている。
あたしは恐る恐る隣の彼を見る。
すると、彼もびっくりした顔をしていた。
うう、これはダメだ。さようなら、あたしの恋。
こうなったら犯人を倒すしかない。
あたしは小声で、胸元のエヴォンダリオンストラップに
憑りついているママの生霊に話しかける。
「ママ、それでどうすればいいの?」
「大丈夫、実はね。このストラップに
刀剣『闇雲』を小さく取り付けているの。
出でよ、刀剣『闇雲』!!」
すると刀剣『闇雲』があたしの目の前に出現。
あたしの周りから一斉に人がひく。
ただ一人を除いて。そうあたしの彼だ。
彼は目をキラキラさせてパシャパシャと
あたしをスマホで撮っている。
「素敵だ。これで今日のネットランキング
一位はキミだっ」
その声と共にあたしからひいた人々も
スマホを取り出してあたしを撮っている。
「ほほほ、ママの娘は世界一なのよ」
エヴォンダリオンのストラップに憑りついている
ママの高笑いが響く。
いやぁあああ、そんな世界一いらないっ
「ママ、あたしは平凡が一番なの。
早くあいつをやっつけてちょうだい」
「そうおう。世界で一番可愛いわたしの娘の
晴れ舞台なのに、分かったからストラップ
握りつぶさないで」
ママはそう言うとなにか呪文を唱える。
すると刀剣『闇雲』が虹色の光を放って
「必殺、ノンエスケプリア戦士のステッキヤミクモリンよっ」
ママが叫ぶ。
名称が長い!ステッキ、ハート型に柄のついた
可愛い形なのにド紫なのね。ぐすん。
「それでママ、どうすればいいの」
「大丈夫、ママが呪文を唱えるから
いくわよっ
ノンエスケプリアン ノンエスケプリアン
ルーベンスの天使降臨!!」
すると、ステッキヤミクモリンから
垂直に光が伸びていく。
そして雲間から天使が降りてきて、
「て、何でハムスターの天使!?」
「ああ、あのハムスターの天使ちゃん達は
虹の橋を渡った一葉ちゃんに二葉ちゃんに
三葉ちゃんに四葉ちゃんたちぃ」
犯人に自分のハムスターちゃんを人質に
とられている飼い主さんが叫ぶ。
すごい、さすが飼い主さん。
まだハムスターとしかわからない高さで
顔を見分けるとは。
神々しい光に辺りが包まれる中、
天使のハムスターちゃん達が
犯人と人質にとられていた
ハムスターちゃんの入ったケージを
持ち上げる。
「て、天国へ連れて行くの待ったぁ」
我に返ったあたしが叫ぶ!
危なかったぁ。もう少しで
フランダースの犬最終話になるところだったわ。
犯人はともかくハムスターの飼い主さんに
恨まれるところだった。
あたしは天使のハムスターちゃんと
話し合い、犯人は警察にハムスターちゃんは
飼い主さんの所に戻った。
そして全てが終わった後、
ノンエスケプリア戦士の姿が解けたあたしは
恐る恐る周囲を見渡した。
すると彼が
「あれ、何かあったっけ。
ああハムスターを人質にとっていた
犯人が捕まったんだよね。
警察、仕事が早いね。
怖くなかった」
他の周囲の人たちも怪訝な顔をして
各々散らばっていく。
(大丈夫よ。ノンエスケプリア戦士の時の
記憶とスマホのデーターはみんな消してあるから安心して)
ママの声が頭の中に聞こえる。
そうなのか。良かった良かった。
あたしが一安心していると
(で、彼は誰なのかなぁ。ママ知らないわよ♪
帰ったらじっくり聞かせてもらいましょうか)
う、うわあぁああ。
エヴォンダリオンのストラップ捨てたい。
ママ憑きのデートなんて嫌だぁ。
あたしが落ち込んだ理由を知らない彼は
不思議そうにあたしをみるのだった。
了
キャラクター紹介:
・主人公:あたし 10代女子高生 過保護な母親に振り回され苦労している。
・ママ :主人公の母親 娘の『あたし』を異常に愛している
霊力があり、生霊となって娘を守ろうする。過保護
・刀剣『闇雲』:最初、母親が和ダンスにとり憑いて守ろうとしたが、
娘の拒否にあい、担任教師と相談の上
自宅の蔵にあった太刀にとり憑く事になった。
・エヴォンダリオンストラップ:ママの生霊がとりついて娘のバッグに
.入っていた。
初号機ド紫
------------------------------------------------------------
ショッピングモールで彼とデートなのに、
突然ハムスターを人質にとった
凶悪犯が入り口前に陣取った。
するとあたしは、ママからもらって
バッグにいれてあったエヴォンダリオン
が胸元に飛び込んできたの。
そしてあたしは子供向け女の子戦士よろしく
クルクル回って、ドレス姿の女の子戦士に
なっていた。しかもエヴォンダリオン
初号機のド紫色!
あ、あんまりだ。周りの人も警察も犯人も
びっくりした顔をしている。
あたしは恐る恐る隣の彼を見る。
すると、彼もびっくりした顔をしていた。
うう、これはダメだ。さようなら、あたしの恋。
こうなったら犯人を倒すしかない。
あたしは小声で、胸元のエヴォンダリオンストラップに
憑りついているママの生霊に話しかける。
「ママ、それでどうすればいいの?」
「大丈夫、実はね。このストラップに
刀剣『闇雲』を小さく取り付けているの。
出でよ、刀剣『闇雲』!!」
すると刀剣『闇雲』があたしの目の前に出現。
あたしの周りから一斉に人がひく。
ただ一人を除いて。そうあたしの彼だ。
彼は目をキラキラさせてパシャパシャと
あたしをスマホで撮っている。
「素敵だ。これで今日のネットランキング
一位はキミだっ」
その声と共にあたしからひいた人々も
スマホを取り出してあたしを撮っている。
「ほほほ、ママの娘は世界一なのよ」
エヴォンダリオンのストラップに憑りついている
ママの高笑いが響く。
いやぁあああ、そんな世界一いらないっ
「ママ、あたしは平凡が一番なの。
早くあいつをやっつけてちょうだい」
「そうおう。世界で一番可愛いわたしの娘の
晴れ舞台なのに、分かったからストラップ
握りつぶさないで」
ママはそう言うとなにか呪文を唱える。
すると刀剣『闇雲』が虹色の光を放って
「必殺、ノンエスケプリア戦士のステッキヤミクモリンよっ」
ママが叫ぶ。
名称が長い!ステッキ、ハート型に柄のついた
可愛い形なのにド紫なのね。ぐすん。
「それでママ、どうすればいいの」
「大丈夫、ママが呪文を唱えるから
いくわよっ
ノンエスケプリアン ノンエスケプリアン
ルーベンスの天使降臨!!」
すると、ステッキヤミクモリンから
垂直に光が伸びていく。
そして雲間から天使が降りてきて、
「て、何でハムスターの天使!?」
「ああ、あのハムスターの天使ちゃん達は
虹の橋を渡った一葉ちゃんに二葉ちゃんに
三葉ちゃんに四葉ちゃんたちぃ」
犯人に自分のハムスターちゃんを人質に
とられている飼い主さんが叫ぶ。
すごい、さすが飼い主さん。
まだハムスターとしかわからない高さで
顔を見分けるとは。
神々しい光に辺りが包まれる中、
天使のハムスターちゃん達が
犯人と人質にとられていた
ハムスターちゃんの入ったケージを
持ち上げる。
「て、天国へ連れて行くの待ったぁ」
我に返ったあたしが叫ぶ!
危なかったぁ。もう少しで
フランダースの犬最終話になるところだったわ。
犯人はともかくハムスターの飼い主さんに
恨まれるところだった。
あたしは天使のハムスターちゃんと
話し合い、犯人は警察にハムスターちゃんは
飼い主さんの所に戻った。
そして全てが終わった後、
ノンエスケプリア戦士の姿が解けたあたしは
恐る恐る周囲を見渡した。
すると彼が
「あれ、何かあったっけ。
ああハムスターを人質にとっていた
犯人が捕まったんだよね。
警察、仕事が早いね。
怖くなかった」
他の周囲の人たちも怪訝な顔をして
各々散らばっていく。
(大丈夫よ。ノンエスケプリア戦士の時の
記憶とスマホのデーターはみんな消してあるから安心して)
ママの声が頭の中に聞こえる。
そうなのか。良かった良かった。
あたしが一安心していると
(で、彼は誰なのかなぁ。ママ知らないわよ♪
帰ったらじっくり聞かせてもらいましょうか)
う、うわあぁああ。
エヴォンダリオンのストラップ捨てたい。
ママ憑きのデートなんて嫌だぁ。
あたしが落ち込んだ理由を知らない彼は
不思議そうにあたしをみるのだった。
了
ss201119―7ママは今日も過保護です3-2:
ss201119―7ママは今日も過保護です3-2:
キャラクター紹介:
・主人公:あたし 10代女子高生 過保護な母親に振り回され苦労している。
・ママ :主人公の母親 娘の『あたし』を異常に愛している
霊力があり、生霊となって娘を守ろうする。過保護
・刀剣『闇雲』:最初、母親が和ダンスにとり憑いて守ろうとしたが、
娘の拒否にあい、担任教師と相談の上
自宅の蔵にあった太刀にとり憑く事になった。
------------------------------------------------------------
「いってきまぁす」
あたしはブーツを履くのもそこそこに
玄関のドアから飛び出す。
「気を付けてね、いってらっしゃーい」
そう返事をするママが
ニヤリと笑っているのも知らずに。
ブーツって走りずらいな。
だけど急がなくっちゃ。
ショッピングモールだけど彼との初デートなのだ。
遅刻なんてとんでもない。
あたしは必死に走って、
ショッピングモールの近くまで来て
やっと走るのを止めた。
そして、人気の無い所でコンパクトミラーで
乱れた髪や服をチェックして手で治す。
そして呼吸を整えてショッピングモールの入り口に
歩いていく。
ショッピングモールの入り口に
彼はいた。
フェアアイルクルーネックセーターに
ジーパン姿で入り口の隅で
本を読んでいる。
スマホも持っているけれど、
彼は紙の本の方が落ち着くんだって。
「お待たせ。遅くなってごめんね」
あたしは彼に声をかける。
彼は本から顔を上げて
「時間通りだよ。
本も丁度いい区切りまで読めたから
良かった。それより私服だと
イメージが違うね」
「ありがとう」
あたしは照れてコートの裾を
握りしめる。
彼はニコニコして
「それじゃぁ、学校のイベントグッズを
早く選んでしまおうよ。
お昼はフードコートになるけれど
何か食べたい物ある?」
「あ、あたしは何でもいいよ。
あ、でもできるならパスタ『キャーっ』」
「なんだ今の悲鳴」
彼がとっさにあたしの手を握る。
見るとショッピングモールから人が飛び出してくる。
警備員さんも集まり始める。
あたしたちも入り口から離れた。
すると犯人らしき男がハムスターの入ったケースと
刃物を持って自動ドアの前に立った。
「ゼロちゃん、0ちゃんを返してぇ」
女の人が犯人の方へ行こうとするのを
警備員さんが必死で止めている。
「いいか、俺の言う事を聞かないと
このハムスターの命はないぞ」
ひぃいいい何て酷い犯人なんだ。
許せん。あたしの正義の刃「闇雲」で
一刀両断・・・したらあたしが犯罪者だぁ。
いけないいけない。
それに今日は彼とデートなのに
刃物しかも太刀を振り回すなんて
ひかれる。絶対にダメ。
良かったぁ。『闇雲』持ってこなくて。
偉いあたし❤
と思ったのが甘かった。
いきなりあたしのバックが光ったかと思うと
エヴォンダリオンの初号機フィギュアストラップが
出てきてあたしの胸に飛び込んできて
あたしは子供向け女の子戦士よろしく
くるくる強制的に回されて、
ドレス姿になっていた。しかも色が
エヴォンダリオンの初号機のド紫!
「さぁ、戦うわよ、用意はいい?」
あたしの胸に飾られているエヴォンダリオンの初号機の
ストラップがしゃべる。
「ママ!まさかストラップにとり憑いているの」
「ピンポーン。だって今日は町内会の
集会場で生け花の講習があるんだもん。
町内会長さんが先生だから断れないでしょう。
それより、犯人を倒すわよ♪」
「いやぁあああああああ」
続く
キャラクター紹介:
・主人公:あたし 10代女子高生 過保護な母親に振り回され苦労している。
・ママ :主人公の母親 娘の『あたし』を異常に愛している
霊力があり、生霊となって娘を守ろうする。過保護
・刀剣『闇雲』:最初、母親が和ダンスにとり憑いて守ろうとしたが、
娘の拒否にあい、担任教師と相談の上
自宅の蔵にあった太刀にとり憑く事になった。
------------------------------------------------------------
「いってきまぁす」
あたしはブーツを履くのもそこそこに
玄関のドアから飛び出す。
「気を付けてね、いってらっしゃーい」
そう返事をするママが
ニヤリと笑っているのも知らずに。
ブーツって走りずらいな。
だけど急がなくっちゃ。
ショッピングモールだけど彼との初デートなのだ。
遅刻なんてとんでもない。
あたしは必死に走って、
ショッピングモールの近くまで来て
やっと走るのを止めた。
そして、人気の無い所でコンパクトミラーで
乱れた髪や服をチェックして手で治す。
そして呼吸を整えてショッピングモールの入り口に
歩いていく。
ショッピングモールの入り口に
彼はいた。
フェアアイルクルーネックセーターに
ジーパン姿で入り口の隅で
本を読んでいる。
スマホも持っているけれど、
彼は紙の本の方が落ち着くんだって。
「お待たせ。遅くなってごめんね」
あたしは彼に声をかける。
彼は本から顔を上げて
「時間通りだよ。
本も丁度いい区切りまで読めたから
良かった。それより私服だと
イメージが違うね」
「ありがとう」
あたしは照れてコートの裾を
握りしめる。
彼はニコニコして
「それじゃぁ、学校のイベントグッズを
早く選んでしまおうよ。
お昼はフードコートになるけれど
何か食べたい物ある?」
「あ、あたしは何でもいいよ。
あ、でもできるならパスタ『キャーっ』」
「なんだ今の悲鳴」
彼がとっさにあたしの手を握る。
見るとショッピングモールから人が飛び出してくる。
警備員さんも集まり始める。
あたしたちも入り口から離れた。
すると犯人らしき男がハムスターの入ったケースと
刃物を持って自動ドアの前に立った。
「ゼロちゃん、0ちゃんを返してぇ」
女の人が犯人の方へ行こうとするのを
警備員さんが必死で止めている。
「いいか、俺の言う事を聞かないと
このハムスターの命はないぞ」
ひぃいいい何て酷い犯人なんだ。
許せん。あたしの正義の刃「闇雲」で
一刀両断・・・したらあたしが犯罪者だぁ。
いけないいけない。
それに今日は彼とデートなのに
刃物しかも太刀を振り回すなんて
ひかれる。絶対にダメ。
良かったぁ。『闇雲』持ってこなくて。
偉いあたし❤
と思ったのが甘かった。
いきなりあたしのバックが光ったかと思うと
エヴォンダリオンの初号機フィギュアストラップが
出てきてあたしの胸に飛び込んできて
あたしは子供向け女の子戦士よろしく
くるくる強制的に回されて、
ドレス姿になっていた。しかも色が
エヴォンダリオンの初号機のド紫!
「さぁ、戦うわよ、用意はいい?」
あたしの胸に飾られているエヴォンダリオンの初号機の
ストラップがしゃべる。
「ママ!まさかストラップにとり憑いているの」
「ピンポーン。だって今日は町内会の
集会場で生け花の講習があるんだもん。
町内会長さんが先生だから断れないでしょう。
それより、犯人を倒すわよ♪」
「いやぁあああああああ」
続く