180629奥様は魔女とフレッシュジュース：ｓｓ

180629奥様は魔女とフレッシュジュース：ｓｓ

「ふぁあ～昨日は呑み過ぎたなぁ」
俺は洗面台に向かい、水道をひねる。
そして顔を洗って・・・
「な、なんじゃこりゃぁ。
水道からオレンジジュースが出てる！」
俺は急いでリビングへ向かった。
キッチンにいた奥様へ
「大変だ、洗面所の水道からオレンジジュースって・・・
おまえ・・・」
すると、キッチンのシンクの前にいた奥様が
ギギギと首を俺の方に向けると、
「そうなのよ。ここはグレープジュースが
でてくるのぉ」
「おまえ、何をしたんだ。てか失敗したんだ」
そう、奥様は魔女なのだ。
何か魔法を失敗したらしい。
「うう、昨日呑み過ぎて、フレッシュジュースが
飲みたくなって買いに行くのが面倒くさかったから、
魔法で水道からジュースが出る契約をしてしまったのぉ」
どうやらジュース会社と直接契約を結んだらしい。
向こうは普通にペットボトルに入ったジュースを
購入した契約になっているらしい。
グレープジュースとオレンジジュース、
１リットルのペットボトル１ダース分を
水道から回収して、やっと普通の水が出てきた。
後日、ジュース会社から請求書がきたのは
言うまでもない。
了


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