ss181126奥様は魔女とガン○ラ収納術

ss181126奥様は魔女とガン○ラ収納術

「ないないないぃいいいいい！」
夕食を終え奥様と後片付けをして
就寝までの一時。
奥様はネットドラマに夢中で
俺は、こっそりガン○ラを組みたてようと
秘密の小部屋へ入った所・・・
今まで組み立てたガン○ラが無くなっていた。
俺は急いで階下に行って、
「お前、俺のガン○ラどうしたんだ」
すると、きょとんとした奥様が
ポンと手を叩いて、
「大丈夫よぉ。捨ててないから。
ほら、あたしって魔女でしょ。
あなた、またガン○ラ沢山作っていたから、
ほら、階段の段と段の間の高さの板に
ガン○ラをシール状にして貼りつけたの。
あ、もちろん、押すと元のガン○ラに
戻るからってあなたぁ」
俺は急いで会談に向った。
確かにモビル○ーツの形をした
縮小されたシールみたいなのが
階段の段と段の間の高さの所に
ジグソーパズルみたいに貼りつけてある。
俺は、一個試しに押してみた。
すると、ポンっとシールが膨らんで
元の大きさのガン○ラになる。
「どうお？あたしの魔法。ガン○ラを
並べて、階段の高さの大きさの縮小して
シール状にして並べたの。
もちろん、押せば元の大きさにもどるし、
2回なでるとシール状になるのよって、
いやぁああ、あなた全部元の大きさに
戻しているじゃないのっ」
「はっ、スマン。つい面白くて全部
元の大きさに戻してしまった(๑´ڡ`๑).」
奥様は震える声で、
「それ、ジグソーパズルと同じで
はめ方が決まっているの。
下絵があるからその通りに並べてちょうだい。
ちなみにあたしガン○ラの名前分からないから
輪郭だけしか書いてないから」
・・・それは至福の一時だった。
下絵の輪郭に合うガンプラを当てはめると
ポンっとシールになって下絵に
はまるのだ。
「俺、いい奥様もらったなぁ」
その後ろで片頬をヒクヒクさせながら
怒りを堪える奥様がいるのが
気付かなかったのも幸せの一時だった。
了