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ss190927俺と隣の吸血鬼さんとアップルパイ

ss190927俺と隣の吸血鬼さんとアップルパイ

「ああ、気持ちのいい風だなぁ」
秋である。天高く馬肥ゆる秋。
俺はその中を家路についていた。
「ただいまぁ~」
アパートの俺の部屋の扉を開ける。
そこにはお隣に住む吸血鬼さんがいる。
そう、吸血鬼さん。
ひょんな事から知り合った俺達は、
俺が彼に食事提供(献血)をする代わりに
家事一切を引き受けてもらっている。
しかも、彼は食事(献血)をすると
目からルビーがでて、その分け前の半分を
俺にくれる太っ腹だ。
おかげで俺は、それまで勤めていたブラック企業と
おさらばして、定時定刻出社退社土日祝日有給全消化の
ホワイト企業に再就職。
しかも、吸血鬼さんの手作り料理でコンビニで命をつなぐ
生活ともさよならして、健康優良児と化している。
もちろん、そっちの方が吸血鬼さんにとっても喜ばしい
事なのでウィンウィンの関係だ。
そして最初に戻る。
「吸血鬼さん、どうしたの?電気もつけないで」
そうなのだ。吸血鬼さんがうちのちゃぶだいに
ひじをついてなんだか暗い。
「あ、お帰りなさい。お風呂わいてますから
それからご飯にしましょうか」
「いや、そんなに落ち込まれていると気にかかるから、
何でそんなに落ち込んでいるのか相談室が先だ」
俺がそう言うと、吸血鬼さんはためいきをついて、
「実は、買い物途中で商店街の婦人会の会長さんに
つかまりまして、お裾わけでアップルパイをさしあげたんです。
そうしたらすごく喜ばれて、
婦人会から来週の日曜日の商店街特売で―で、
商店街でお買い物をされたお客さま先着百名様に
アップルパイをプレゼントするイベントをするので
作ってほしいと言われたんです」
「う~ん。いいんじゃないか。大変だけど
吸血鬼さん、料理作るの好きだろ。
ここは人助けだと思って」
「実演販売なんです。それも商店戦隊ショウテンジャーの
ブラックの格好で実演販売してくれって言われて」
「うーん。敵のラスボスより強い商店街婦人会会長の
お願いだから諦めるしかないんじゃないかな」
すると暗い瞳をした吸血鬼さんがふふふと笑って、
「そうですよね。あなたがそう言うだろうと思いましたので、
ショウテンジャーレッドが店員さんをやる事を条件にしました」
「え?レッドって俺じゃん。うわぁ何俺巻きこんでんの
あんまりだぁあああああ」
「二人で仲良くイベントを盛り上げましょうね♪」
こうして俺達二人は、当日、必死になってアップルパイを
配ったのだった。


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テーマ : オリジナル小説
ジャンル : 小説・文学

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