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ss200521銀河は独りの影を照らし出す

ss200521銀河は独りの影を照らし出す

「ねぇ、お父さん。俺、将来宇宙へ行くよ」
すると酒瓶が床に転がる。
「止めとけ。どうせ俺ら貧乏人が
できる仕事は船倉の清掃仕事位さ。
安月給でこき使われて宇宙酔いに
苦しんでこのざまさ」
そう言って親父は新しい酒瓶の蓋を開けた。
・・・・
「親方ぁ、このバルーンどこに設置するんですかぁ」
あれから数年後、俺は必死で勉強して
宇宙大工になった。
といっても親父の言った通り安月給で下っ端で
辺境の星をテラフォーミング化する
文明に飢える環境だったが。
「ああ、その位置からもう少し右にずらしてちょうだい。
て、あなた新入りの割にはよく働くわね」
「ハハ、博士にお褒めいただき光栄です。
それにしても、博士も変わっていますよね。
こんな辺境の惑星のテラフォーミングの
環境監察官なんて」
「ふふ、女だてらにって言いたいのかなぁ。
セクハラで訴えるわよ、なんてね♪
このテラフォーミングできる位だから
知的生命体がいる可能性や、
失われた文明の痕跡があるか調べるのが
私の仕事。
フォーミング前にそれらを確認しておかないと
連邦法テラフォーミング知的生命及び遺跡保護法に
引っかかっちゃうんだよ」
「それは俺も知っています。
でも、博士の仕事、面白そうですね。
どうですかそのう。一杯やりながらご教授願えませんかね」
「おやぁ?下心は認めないわよ。
でも、私の仕事に興味を示すなんて珍しいから
教えて進ぜましょう」
「あはは、よろしくお願いいたします」
こうして俺は、新しい知識を水を吸収するように手に入れた。
そして、この惑星で過去の文明の痕跡を発見するまでになった。
隣には、いつも博士がいてくれて。
家族を持つことになった。
俺は時々、若い頃親父の空になった床を転がる酒瓶を
思い出す。
俺は空を見上げる。鎮魂の酒を空に向かって力いっぱい投げた。



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テーマ : オリジナル小説
ジャンル : 小説・文学

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主に4コマ・
ショートショート・
(↑一部を除いて
フィクションです。
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を更新しているちーぴ
日本に暮らす宇宙生物
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ご了承のほど、
宜しくお願いします。
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