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211203 雪山が呼んでる先の攻防戦

211203 雪山が呼んでる先の攻防戦:


朝、起きると布団の中から出るのが嫌だった。
嫌だけど朝が来た以上起きざるをえまい。
半纏を着て、窓に近づくと
白くくもっている。
手の平で窓をぬぐう。

「う〜冷たい」

私は窓をぬぐったのを後悔した。
大急ぎでエアコンの暖房を入れる。

「さ~むい さ~むい
日本の冬はさ~むい
なぜなぜさむい〜♪」

そんな歌とも愚痴ともつかぬことを口ずさみながら
洗面台の鏡へと向かう。
顔を洗って髪の毛を整えると、
そこには色白で頬はほんのり赤く
日本的美人の顔形。
そして黒髪は長く腰まで伸ばしてる。

だって私『雪女』だもーん。

だけど本当は寒いの苦手でさ。
都会さ逃げるべとばかり山を下りたんだけれど
いやぁ、快適快適。
暑い夏は自家冷気を纏うから問題なしだし。
仕事も楽しいし、すっかりお一人様生活を堪能していたのに。

長老とお母ちゃんがある日やってきて
雪女の心得をこんこんと説教されて
言う事をきかないならば、今住んでる地域を
寒冷地帯にすると脅されてさ
仕方なく泣く泣く山に戻る事になったのよ〜・゚・(つД`)・゚・
嫌だなぁ、メンドクサイなぁ。

私は布団へダイブした。
「・・・・・・!」

待てよ!今年は大雪になるらしいから
ゲレンデにいい男が集まってくるに違いない。
お母ちゃんの時代に比べて
スキー客が減ったとはいえ
今年はみんなリベンジトラベルに燃えているはずっ。
それに田舎に行きたかった子供家族も帰省したい学生も
じぃじばぁばに会いたいはず!

(以外に、田舎にいい男がくるチャンスかも)

そうよ、きっとそうよ。
私は上布団をはねのけると
パソコンに向かって、スキー場の就職先を探した。
大丈夫。今年大雪にならなくても
私の力でその地域だけ大雪にしたげる💖
そして、暖かい地域に住む彼氏をゲットするのよ!
そしてそこで暮らすのだ。
だったら長老もお母ちゃんも文句はあるまい。

こうして私は寒冷地域のとある観光地へと
旅立ったのだった。

・・・・・・・・・・・・・・
「長老、あの子彼氏を見つけて
暖かい地域へ逃げるつもりじゃないですかね」

「大丈夫じゃ。その彼氏とやらを
この山のマタギ稼業の魅力をあぴーるして
住まわせるようにするからの、ヒヒヒヒヒ」



善き事がありますように。

お読みいただきありがとうございました。

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宇宙生物ぷりちーぴm(__)m
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