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SS230310 俺と隣の吸血鬼さんと『味はミント』

SS230310 俺と隣の吸血鬼さんと『味はミント』・・・🦇


「うっ」

「?どうした吸血鬼さん」

俺の血液を飲んだ吸血鬼さんが
何とも言えない微妙な表情をしていた。

そう、吸血鬼さん。

ひょんな事から知り合った俺達は、
俺が彼に食事提供(献血)をする代わりに
家事一切を引き受けてもらっている。
しかも、彼は食事(献血)をすると
目からルビーがでて、その分け前の半分を
俺にくれる太っ腹だ。
しかも闇夜の鴉も真っ青な黒い髪は
天使の輪ができていて、
その青い瞳でみつめられたら
どんな女性も首筋を差し出すその美貌と
きたもんだ。
ま、男の嫉妬もおこらん位の美形である。
まぁ、おかげで俺は、それまで勤めていたブラック企業と
おさらばして、定時定刻出社退社土日祝日有給全消化の
ホワイト企業に再就職。
しかも、吸血鬼さんの手作り料理でコンビニで命をつなぐ
生活ともさよならして、健康優良児と化している。
もちろん、そっちの方が吸血鬼さんにとっても喜ばしい
事なのでウィンウィンの関係だ。
そして最初に戻る。


「いえ、今日あなたはミント味の何かを
食べて来ましたか?」

吸血鬼さんから尋ねられて

「ああ、そう言えば今日は結構暖かったから
会社の人が差し入れでアイスをおごってくれたんだ。
じゃんけんで勝った人から選んでいったから
俺、一番最後になってチョコミント味だったんだよ」

すると、お茶を一口飲んだ吸血鬼さんが

「そうですか。今日の夕餉はおでんでしたから
どうもその味とミントが混ざって何とも言えぬ
味覚だったのです」

「ああ、ごめんごめん。食べたのが夕方だったから
アイスの味が残ってしまったんだな。
だけどあの場で食べない訳にいかなかったし
一言伝えておけば良かったな」

「そうですね。焼きそばですとミントと組み合わせた
食べ方があったのですが。
できれば早めにご連絡いただければ嬉しいです」

「うん、気を付けるよ。
それで吸血鬼さん、保存していた俺の血液出して
何してるの」

「いえ、おでんの味よりミントの味の方が
濃くでているので、ミントのカクテルを
作って味覚を調えようと思いまして」

そう言って吸血鬼さんはミントカクテルを
作って飲むのだった。

なんか悪いことしたなと思う俺だった。




善き事がありますように。
お読みいただきありがとうございました。
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